砂漠越ゆ女神たのみの春飛行
前書に「ラスベガス二句」とあるうちの一句。砂漠の人工都市ラスベガスに入るには、まるで「蚊とんぼ」のような頼りない雰囲気の飛行機に乗る必要がある。昔は、よく墜落した。だから必然的に「女神たのみ」の心持ちになる。巧みな句だと思う。私が最初にラスベガスに出かけたのは、仕事のためだった。生来の高所恐怖症も伴って、この飛行機には生きた心地がしなかった。「女神たのみ」などぜいたくなことは言っていられない。「ワラ」にもすがりたい思い。「春飛行」の暢気な風情は、カケラもなかったのである。と、体験した人にはよくわかる揚句だが、作者が書き留めておきたかった気持ちもよくわかるが、他の読者にはどうだろうか。最近は、海外に取材した句が増えてきた。虚子や漱石あたりが出かけていった戦前にも海外句はあるが、当時は物珍しさも手伝って読まれたのだろう。絵はがきかスナップ写真みたいに、だ。いまは旅行事情が激変しているので、そうもいかない。日本にいるときと同じ作句態度が要請される。が、私の狭量にも原因がありそうだが、行ったことのない外国が読まれていると、ちっとも面白く感じない。風土文物などが実感的にわからないので、感覚が届かないのである。国内であれば、未知の土地の句でも、それなりに推量はできる。外国は、さっぱりいけない。手がかりがない。これからも海外句は増えていくだろうが、未知の読者に向けて、一句や二句でその土地を言い当てるのは無理ではなかろうか。他に何か、芭蕉の『おくのほそ道』みたいな方法でも工夫しないと……。考えてみれば、芭蕉の紀行文は海外レポートみたいな要素をたくさん含んでいる。
ステキな はじめて プラス やさしい マスター パラメ フォレ マテハン ラッシュ 琴の波 シュート パネラー フェースラ メモリー スウィング コールド 地平線 道しるべ ソーダ リトル アンダ ミント バビロン スイートピ ダイス インチ トーイン ハイブ キムチ ビヨウ プレミ ジーンズ モカ レセプト ストッ 江戸一 オープ チェリモヤ ケマン ジョイ スモーカー ツル なんぽろ ハンガー フライシト マルトース ヒゲ 王様 オーバ クーペ